子どもの歯科矯正

子どもの矯正はいつから始めたらいいのでしょう?

矯正治療には、一期治療(早期治療)と二期治療(本格治療)があります。一般的に矯正治療といえば二期治療のことを指しますが、その二期治療は永久歯が生え揃い、歯並びが完成したころ(永久歯列期)に行うのが最適と言われています。
個人差はありますが、だいたい12歳ごろが目安となります。
固定式のマルチブラケット装置を装着し、全体的に歯並び
を調整していくのが二期治療です。
一方で、一期治療は乳歯と永久歯が混在する時期(混合歯列期)に行う治療です。比較的単純な装置で歯並びや顎の骨を適切な位置に改善することを目的とします。

一期治療は必要?不要?

一期治療のメリットとして、二期治療が簡単になったり、二期治療で抜歯せずに治療ができたり、あるいは抜歯する本数を減らすことができるなどの場合があげられます。
そして、反対咬合の場合、下顎の前歯が強い咬合力を受けて歯肉退縮や歯の動揺をきたすことがありますので、このような場合は早急に改善するため一期治療を行う必要があります。
今後の成長にとって良くないかみ合わせを改善することにより、個々の子どもにとっての正常な成長を引き出す効果が見られる場合は、一期治療が必要なのです。

しかし、一期治療は子どもがまだ小さい時に行いますので口腔衛生の管理が難しく、むし歯や歯周炎がおこりやすいというリスクがあります。ですから、一期治療ではあきらかな効果が見られないうえ二期治療でのみ改善されるのならば、一期治療を行う必要はないと考えられるのです。

例えば、あきらかに二期治療で抜歯しなければならない場合は、永久歯列期に近い時期であれば乳歯から永久歯へと全て生え変わることを待ってから治療すること(一期治療はせずに、二期治療のみ行うこと)が望ましいと考えられるのです。

一期治療は、二期治療の効果も予測し必要性を見定めてから行うことが大切です。いつから矯正を始めるかは、信頼できる専門の矯正歯科医に相談して、経過を観察しながら適切な時期を待つことも矯正を成功させるためのポイントと言えます。

子どもの歯から大人の歯へ

乳歯は上下左右5本ずつ、合計20本生えてきます。それに対して永久歯は上下7本ずつ、合計28本、親知らずを合わせれば32本生えてきます。
きれいな歯並びは、乳歯から永久歯へと適切な時期に適切な順序で生えかわることで作られます。ですから、乳歯の頃からむし歯や、外傷による脱落などを予防すること、指しゃぶりや舌のくせを治しておくことが大切です。扁桃腺炎などの症状があると口呼吸や舌を出す習慣がついて歯並びに影響することもありますから、早めに治療しておくことも大切です。

■6〜8ヶ月ごろ 乳歯の生え始め

     

■2歳半ごろ 乳歯咬合完成

乳歯は、約2歳〜3歳ごろまでに生え揃います。                
個人差がありますが基本的には、
A→B→D→C→E
の順で前から順番に生えてきます。
この時期は、乳歯同士に隙間があるのが正常です。気をつけたいのは、開咬や受け口など顎のアンバランスが見られる場合です。一度、矯正歯科医に相談してみるといいでしょう。

乳歯列期

 

乳歯列期

■6歳ごろ 永久歯が生えはじめる

個人差はありますが、永久歯は、
上6→1→2→4→5→3→7→8
下6→1→2→3→4→5→7→8
の順番で生えてきます。
混合歯列期とは、乳歯と永久歯が混在している時期です。
歯並びの症状によっては、一期治療が始まります。


混合歯列期





混合歯列期

■12歳ごろ 永久歯咬合完成

このころになると、すべての永久歯が生えかわります。
永久歯列期になったこの時期が二期治療を開始する目安になります。





永久歯列期

■18歳ごろ 親知らずが生える

 

▲ ページトップ